2013年7月
味噌汁の塩分、心配しすぎ?
ごぶさたしております。
暑い日が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今日はお味噌の塩分についてのお話です。
7月21日付の日本経済新聞・健康面にて味噌汁の塩分についての記事が掲載されていたのでご紹介いたします。
味噌が健康食であるということはみなさまご存知かとは思われますが、反面その塩辛い風味から「塩分が高いのでは?」と敬遠されることもしばしば・・・
ですが、最近の研究によると実はあまり心配すぎる必要はなさそうとのこと。
共立女子大学家政学部でラットを使って行われた実験によると、
2匹のラットのうち1匹のラットには1.3%の食塩水、もう1匹のラットには同じ塩分濃度の味噌汁を2か月間与えたところ、
味噌汁を与えたラットの血圧上昇値は食塩水を与えたラットのそれを常に下回っている、という結果が出ました。
そのほかさまざまな味噌汁と食塩水の比較の研究結果の例として、
・心不全を起こしにくい
・腎臓が傷みにくい
といった症例があげられているそうです。
この他、記事によると味噌汁の適量は1日1杯、濃い味がお好きな方は味噌の量を増やさず、
だしをうまくとるだけでも風味がついて塩分が強いように感じられるとのこと。
また、季節の野菜をたっぷり入れることで味噌汁自体に旨味を加え、さらに不足しがちな野菜を多くとることもできるとか。
また、味噌汁以外にもヨーグルトに味噌を溶いたドレッシング、ホワイトソースと味噌を合わせて作るグラタンなど、
塩の代わりに味噌を使うことで味噌を効果的に食事にとりいれる方法なども紹介されています。
みなさまもぜひ、普段の食事のちょっとしたところに味噌をとりいれてみてはいかがでしょう?